無法松の一生 [DVD] / 阪東妻三郎.園井恵子.沢村アキオ(長門裕之)

無法松の一生 [DVD]

商品情報

Manufacturer : 角川エンタテインメント
Label : 角川エンタテインメント
Actor : 阪東妻三郎.園井恵子.沢村アキオ(長門裕之)
ReleaseDate : 2007-09-28
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エディトリアルレビュー

無法松の一生 [DVD]

小倉の人力車夫・松五郎(三船敏郎)は喧嘩っぱやいが人情に厚い名物男。そんな彼が陸軍大尉の家族と知り合いになり、大尉の戦死後、未亡人よし子(高峰秀子)とその子どもに愛情を持って奉仕し続けていくが…。
名匠・稲垣浩監督が戦時中の1943年に監督した名作を、同じ脚本(伊丹万作)でカラー・リメイクしたヒューマン映画。戦中の作品は軍部の検閲によってカットを余儀なくされており、その無念の想いを15年後の日本映画黄金期にぶつけたものでもあった。旧作と比較しても甲乙つけがたい秀逸な出来栄えで、58年のヴェネツィア国際映画祭ではグランプリを受賞。三船の豪快かつ純粋さ際立つ名演はいつまでも忘れがたい余韻を残す。なお同作は、その後63年(東映)と65年(大映)にもリメイクされている。(増當竜也)

待ってました!

 「無法松の一生」は、戦時中は軍の検閲、戦後はGHQの検閲を受け、合計実に二十分近くものシーンがカットされた短縮版という形でしかフィルムが現存していない。吉岡夫人を演じた園井惠子さんは劇団の巡業先の広島で被爆し、三十三歳の短い命を落とした。彼女の出演した映画は唯一「無法松の一生」だけである。彼女のはかない美しさは、キズだらけのこの短縮版のはかなさと同一である。
 しかし、このDVDの粗悪な画質はどうにかならないのだろうか。フィルムのキズはしかたがないが、役者をロングでとらえた画になると顔の輪郭が不鮮明でピントがぼけているようにしか見えない。発売元は角川映画だが、はっきり言うが、角川から出ている古い映画のDVDは画質が粗悪なものが多すぎる。ライザ・ミネリの「キャバレー」も角川から出ていたがひどい代物だった。いったいどんなリマスタリングをしているのか知らないが、デジタル修正などは全く行わず、フィルムからそのままテレシネしただけのもののようにみえる。今日では、五十年以上前の映画をソフト化する時には、フィルムのダメージを考えればデジタル修正は欠かせない。作品が映画史に名を残すほどの作品であればあるほど、メーカー側は作品の偉大な価値に対して敬意を払い、フィルムに刻まれた情報の全てを後世に残すべく、愛情を注いで商品化すべきではないのか。本来ならこのような粗悪なDVDは誰にもすすめないが、悲しいかな園井惠子さんを見れるのはこの角川盤だけであるから、すすめないわけにはいかない。

待ってました!

ベネチア映画祭でグランプリ獲得、三船敏郎と高峰秀子の共演です。
テーマとしては「美学としてのストイシズム」ということになるのでしょうか。
乱暴者でありながら、許されぬ相手を一途に慕い続ける男の純情。
戦前に作られた阪東妻三郎、園井恵子主演のリメイクであり、一般的にはそちらの方が評価は高いようですが、やはり三船は良い!
特に印象的なのが太鼓を叩くシーンですね。
戦前版は、私の記憶に間違いがなければ阪妻は「叩いているフリ」をしてますが、三船は本気で叩いてます。
三船の魅力が爆発するシーンであり、何度見ても涙が出ます。
前作で検閲でカットされた部分を収録し、カラー化、そして邦画史上最大のスターと言ってもいい二人の組み合わせ。素晴らしい。
しかしそれにしても日本の映画会社、特に東宝は何故、沢山の名作を抱えていながらビデオやDVDをなかなか出さないのか。
そこにどんな事情、困難があるかは分かりませんが、たとえば成瀬巳喜男(「浮雲」など多数)の数々の名作もずっと埋もれたままです。
これは日本の誇るべき文化としての映画に対する冒涜だと考えます。
個人的には、鴎外や漱石の本が書店にないのと等しい状況だと思います。
確かに「売れない」から「売らない」ののかも知れません。
しかし私に言わせれば、価格が高くてプロモーションもろくにしないのだから、売れないのは当たり前です。
若い世代は、往年の邦画の凄さ、素晴らしさを知りません。
愚にもつかない作品が溢れている一方で、とても悔しいことですね。
そんな中で、何はともあれこの「無法松の一生」がDVD化されるということには、多大な意義があると考えます。
とにかく、素晴らしい映画ですよ。
まだ観たことのない人は是非観てくださいね。

無法松はやっぱり阪妻版!

『無法松の一生』には三船敏郎版もある。私にとって三船敏郎は、日本の映画史上最高の俳優だ。
その三船版『無法松の一生』は、カラーでしかもノーカットだ。また映画最大の見せ場といっていい祇園太鼓を叩くシーンは、阪妻より三船のほう上手い。
それでも『無法松の一生』は、阪妻版にとどめをさす!
三船の無法松も悪くはない。だが彼の持ち味と無法松は、段差があった。その一方、阪妻の無法松は、まさに松五郎の化身だった。
阪妻の無法松はいきいきとしていた。しかし三船のそれはどこか窮屈だった。三船は世間の枠組みにはまりきれないアウトロー役で本領を発揮した。『酔いどれ天使』『羅生門』『七人の侍』『用心棒』等。
無法松は暴れん坊だが、アウトローではなかった。無法松は暴れん坊だが、秩序の中で生きる人物だった。
三船ファンで無法松を彼の代表作に上げる人はいない。しかし阪妻ファンの多くは、無法松を彼の代表作に上げる。無法松は世紀の大スター坂東妻三郎、一世一代の当たり役だった!
『無法松の一生』をみるたびに、わが身を反省してしまう。
無法松は無学だった。小学校すら出ておらず、文字も読めない車引きだった。何せ本が読めないのだから、当然知識は少ない。また価値観のモノサシもおそらく少ない。しかし彼は自分のモノサシをきっちり守り、そこから外れることをしなかった。自分を厳しく律していた。
私は彼よりモノサシの数だけは多い。おそらく。だがすべてにおいてナーナー状態で、しかも合格ラインを低く設定している。そしてその低い合格ラインすらしばしば守れていない。
ほんの一瞬かもしれない。それでも『無法松の一生』は、自分の生き方を反省させ、「日本男子はやっぱり、こうでなくっちゃあ」と思わせる何かがある。
私は小倉生まれだ。高校まで小倉で育った。私はボン(旧制小倉中学)の後輩だ。小倉高校だが。

見終わった後、また最初から見たくなる!

何故かって?会いたくなるんですよ、松五郎に。
このまま松っつあんにサヨナラしたくない!!
っていう感情になってしまうんですよね。
この映画は語るところたくさんありますが、
私は團伊玖磨氏の音楽こそ大いに語りたいところです。
戦前バンツマ版とは違うスコアを團氏が書き下ろし
ているんですが、これがもう松の純粋さをそのまま
音にしたような、穢れのない美しい旋律なんです。
サントラがあったら欲しいなあ・・・
聞いただけで泣いてしまいそうです。
また、出演もこの時代を代表する役者がワンサカ出ており、
邦画ファンにはたまらないところ。ま、邦画ファンはみなさん
見てらっしゃると思うので、若い世代にこそ、見てもらいたいですね。
日本の、あまりに日本的な感動大作です!!

阪妻さんの笑顔は本当に良いねぇ、、、

このDVDのジャケットの無法松(阪妻さん)の笑顔が、
そのまま、この作品の優しさ、温かさを物語っています。
この阪妻さんの笑顔を観ると、
無法松が、未だ子供の頃の敏雄(沢村アキオ)と楽しそうに
節分の豆まきしたり、銭湯で泳ぎ方を教えたり、
学生になった敏雄と彼の先生の前で、
祇園太鼓の山車の上で小躍りする場面を、
この映画の終盤の回想シーンの様に思い出します。

不器用な男の純愛

一番最初に見たとき、坂東妻三郎の演技と魅力にひきこまれた。なんて人懐っこくて、暖かな優しい笑顔なんだろうと思った。伝説の映画。
未亡人に寄せる思慕の情。切ない。男らしくてけんかっ早いのに、恋にはめっぽう不器用で紳士的な無法松。
子役で長門裕之が出演している。これがまた上手い。
太鼓打ちのシーンも名場面。
見た後でさわやかな余韻が残る。いいものを見たなという気がした映画。
三船版も見たが、三船は男っぽさと粗野さが前面に出た無法松。
人のよさも併せ持つ暖かなイメージで人を引き込む無法松は坂妻が上だと思う。

無法松の一生DVD

阪妻の名作です。明治の日本人のよいところが全部入っているのではないでしょうか。

三船敏郎の祗園太鼓は極めつけだ。

 これは凄い、素晴らしい映画だ。公開当時は2歳だったのだが後年リバイバル上映された時に、母に連れられて観に行った記憶がありました。今回改めて購入して観ましたが、やはり記憶は正しくて小学2〜3年生の頃に観ていますね。
 ストーリーもホノボノと松五郎の一生を走馬燈のように映し出していくというシンプルなものですが、三船敏郎(38歳)が素晴らしい。こんなに素晴らしい演技をしているとは思わなかった。クライマックスの祗園太鼓のシーンは圧巻だ。機械で鍛えられた体とは違う本当に労働で逞しく締まった体が素晴らしい。そして本当に和太鼓を叩いているじゃないか!!今の時代にあんな男気のある俳優っているのだろうか?あっけに取られてしまい同じシーンを何度も繰り返して観てしまった。セットも丁寧に作られていて当時のスタッフの映画に賭ける意気込みというか技術力の素晴らしさを思い知って感動した。

「義」を貫く

松五郎の一生は果たして、未亡人の思慕だけで語れるのか。
僕は彼の生きざまを貫くものに、「義」を感じてやまない。
偉そうに講釈を垂れる僕にもない物だが、恋慕の情だけであそこまで他人の為には生きられないだろう。
そして、圧巻の祇園太鼓…
これはもう、語るまでもない。
松五郎の躍動感が、力強さが最も噴出したシーンだ。
腹の底が熱くなる感覚と、涙なしには見られない映画である。

大好きな映画です!!!

最近、遅ればせながら三船敏郎さんの映画にはまっています。三船さんの映画は、今まで黒澤明監督作品しか見ていなかった私でしたが、この「無法松の一生」に主演されているのを知り、ほかの方々のレビューを読んだら無性にこの映画が見たくなり、即注文しました。
この作品は、素晴らしいです!!!後半は、もう涙が止まりませんでした!やはり三船さんはすごい俳優さんですね。豪快で喧嘩っぱやく、一方人情味あふれる車引きの松五郎を見てると、三船さん自身もこのような方だったのかなー?と思われるほどです。
この映画の中で特に素晴らしいのは、ほかのレビューにも書かれているように、やはり祇園太鼓のシーンでしょう!このシーンの三船さん(松五郎)は、豪快で「これぞ日本男児!」というような男気にあふれていました。しかし勇ましく太鼓をたたく一方で、このときの松五郎の心情は、高峰秀子演じる未亡人へのかなわない想いや本当の父親のようになついていたボンボンが成長して離れていった寂しさなどがない交ぜになっていたのかなーと想像すると・・・泣けてしまいます。
また、この映画には随所懐かしい日本の風俗、文化が盛り込まれています。オープニングに映し出される懐かしい駄菓子やおもちゃの数々、豆まき、こいのぼり・・・。今の日本は暗いニュースばかりで、日本人も心がつい荒みがちですが、この映画を見ると古き良き日本文化に心が癒されます。今の映画は、露骨な性描写や過激な暴力シーン、CGの多用などでたびたびウンザリすることがあります。こんな時代だからこそ、このような良質な映画をもっと見たいと思います。
とにかくこの「松五郎の一生」は、見てよかったです。大好きな映画です!(ただ、ラストは悲しすぎです。松五郎が可哀想すぎる・・・)

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